TWのシルバーレインに居る香坂・桜空のブログ。
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【過去話2】木漏れ日の中
 新緑茂る頃




 2008年5月某日―――


「桜空ねぇお帰りなさ………」

「はい。只今帰りましたー……どうかしました?仄花」


GWに帰省した桜空を迎えた妹の仄花は玄関先に出迎えたところで
迎えの言葉を止める。視線の先は、桜空の、髪。
元々そう長くは無い髪ではあったけれど、肩下まであった
ストレートの髪は綺麗さっぱり無くなり、
ショートに緩くウェーブがかかった髪へと変化していた。


「……何があったですか」

「いえ?戻ってくる前に美容院に寄ってちょっとすっきりと」

表情にははっきりと出さないものの、丸い目を更に丸くして
問いかける仄花に、桜空はどうかしたのかと不思議そうにさらっと答える。
相変わらず不思議そうに目を瞬かせている仄花の後ろから人影がまた一つ増える。

「お帰り桜空…っと、随分また思い切ったね?」

「神無兄さん、只今帰りました」

穏やかな様子で問いかける長兄へと頭を下げて家の中へと入る。
荷物を持ちながら、すれ違う桜空へと声をかける。


「…随分表情が穏やかになったね。…何か吹っ切れたかな」

その言葉に振り返ると、ふわり柔らかい笑顔を浮かべて

「……はい、色々と。…希望も見えましたし、自分の感情にも、向き合えましたから
後うじうじしてるのあたしらしくないんで。気分転換に?」

嬉しそうに、少し照れくさそうに笑って告げ、妹と連れたって家の中へと入っていく。
そんな彼女の様子を後ろから見つめる表情は、安堵と苦悩の入り混じった表情で


「…素直に笑うようになった。…けれど………知らないのか…まだ」


ぽつり呟いた言葉は届くことは無く。真実を知る者はその場には彼しか、居ない。







゜優しい嘘の箱庭で、夢を見て前へ進み






*学園にきて最初のGWの実家帰省時の話。
水名羽海絵師のBUが出来た頃。あの髪型で実家へ帰省。

自分の恋の気持ちや、友人関係。色んなものに向き合って、
前へと進んだ彼女の決意の形。そんな髪。
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